引越し手続きガイド
引越し後の必要事項-敷金の返還
そもそも敷金の返還とは?
「敷金」とは、賃貸物件の場合入居時に不動産の賃借の担保として預けておく金銭です。
退去時に賃主、退去者双方の立ち会いのもと、部屋・設備等の使用状況を確認した後、敷金の精算がなされます。
契約に基づく居住者負担分の「原状回復費用」が敷金と相殺されて、残金がある場合は居住者に返還され、不足分が生じた場合は不足分を支払うことになります。
契約した原状回復費用の明細書にもきちんと目を通すことが大事です。疑問が生じた場合は、管理会社や大家さんに確認しましょう。
敷金返還はトラブルが多いが…
退去時に最も多い問題といえば、やはり敷金の返還トラブルです。
トラブルに巻き込まれないために、賃貸人、賃借人どちらの負担になるのかの目安となる一般的な例をあげてみます。
賃貸人負担となることが多いケース
1. 日照りによる壁紙やフローリングの日焼け
2. カレンダー等を貼った時にできた画鋲の穴
3. TVや電化製品による壁紙の焼け
賃借人負担となることが多いケース
1. 食べ物や飲み物をこぼしてできたシミや汚れ
2. 水漏れを放置したことによるカビや腐敗
3. ペットによる噛み傷
4. 絵画などを掛けるために、壁に打ちつけた釘の穴
これらの例があげられます。退去の際に、どの程度掃除をするかによっても賃主の判断は変わってくるので、これまでお世話になった旧居に感謝する気持ちで、丁寧に掃除をしましょう。
通常使用なら全額返済も可能
トラブルが多く聞かれる敷金返還ですが、敷金が全額返済されるケースも少なくありません。
そもそも敷金は、退去時に借り主の責任による激しい消耗や破損がない場合は、借り主に全額返還されることになっています。
つまり「原状回復」というのも、賃貸契約時と全く同じ状態に戻すという意味ではないのです。原状回復義務があるのは、通常使用では発生しない消耗や破損に対してであって、通常使用ならば敷金が全額返済されることも多いのです。